ナレーターメルマガ 〜ナレーターのための無料メールマガジンです。隔週木曜日に、ナレーション事務所ベルベットオフィスが発行しています〜

「ナレーターってどういうものなの?」「どうやってなったのか」「プロのステップアップって?」という、これまで誰も伝えてくれなかった、ナレーターのすべてをお届けします。
トップナレーターメルマガとは前号を読むメルマガが届かない時期間限定公開中登録者限定公開感想を書く
無料登録

ナレーターメルマガプロから初心者まで、ナレーターのためになる体験談やFAQなどを連載。
隔週木曜日にメールでお届けしています。無料です。


登録フォームへすすむ→

告知

メルマガが「届かない」

「ヤフーメールだとメルマガが受け取れない」ケースが増えています。
これはヤフーメールが独断でいつの頃からか 「ある一定の範囲の時間に一定の数のEメールまでは受信して、それ以外はエラーにする措置をとった」 ことが原因と思われます。
(詳細は参考サイトをご覧ください)

(1)迷惑メールホルダーにさえ届きません。
(2)送信者にエラーメッセージを返信することもありません。
なので、不達の確認もできない状況になっています。(2010年7月現在)


メルマガの登録にはGメールなど他のアカウントでご登録ください

その他、詳しくは「メルマガが届かない場合」をお読みください。

今イチ押しの連載

リンク

掲示板

カキコ カモ~ン

このメルマガの感想をお待ちしてます

ナレーションの虎

プロがこたえるナレーション質問BBS

ボイスサンプルのトリ

ボイスサンプルとスタジオについての掲示板

モバイルサイト

QRコード

ナレーターメルマガのQRコードです。


ホーム > 【過去ログ】改編の狼 > 第6話

過去ログ

※オレンジ色カッコは「登録者限定」で公開中のページです。
毎号メルマガに記載されているパスワードを入力すると読むことができます

マネージャー小窓王の「改編の狼」
#6 牙を研ぎすませろ!

2006年12月14日 ナレーターメルマガ35号より転載

ただ仕事と金を逃がしてしまうことを恐れて向上しようとしない。
同じ所をぐるぐる回っている二十日ねずみだと思った。


<10月初旬>

『どうした、ここんところ元気がないようだけど』
わたしが抱えている不安を見透かしたかのように、大窓王が声をかけて来た。
「新番組がすこしずつ決まって入るんですが、出足が遅いような気がして・・・」
『私にだって不安は有る。でもお前は信じていないのか?velvetのプレーヤーの力を』
「信じてます!みんなすごいプレーヤーだと思っています。でも・・・」
『だったら待ってればいいんだ、結果はおのずとついてくる。そんなに焦るな(笑)』

大窓王の思いがけない優しさに、少しだけ目頭が熱くなった。と同時に改めて大窓王の鋭さに驚いていた。私のほんの些細な変化を見逃さない洞察力。プレーヤーたちや作り手にもその鋭い視線は注がれている。それがトップマネージャーである大窓王の強みなのだと思う。
大窓王は続けた。
『新番組と言う獲物はふとしたときに目の前に転がり出てくる。そのときのために狼の牙を研ぎすましておくんだ』


<10月中旬>

秋の番組が出そろう頃には、きれいにスケジュールがうまってきた。

そんなころ、久しぶりに昔いた大手事務所のマネージャーとばったり会った。
『いや~忙しい忙しい。今週も休めなさそうだよ~どおそちらは?』
忙しいことが自慢の相変わらずの会話だ。そういえば、昔は彼と同じ会話をしていた。


『あの番組のナレーターが体調崩しちゃってね・・・スケジュールがひどくてギャラも安いんだけどね~そんなんで、忙しくって~』

「えッ!条件交渉してないの?」

『しなきゃいけないんだけどね・・・何か言って切られたら困るでしょ。レギュラーなんだから売り上げになるし。いまはどこもギャラ叩いてくるでしょう』

「うちはスケジュールもギャラもちゃんと頂いてるよ。あの番組だったら○○万円くらいもらってるよ」

『そんなにもらえるわけないよ、冗談はいいからww』


まったく話が噛み合なくなっていた。数年前まで彼と全く同じ考え方をしていた。いつのまにか気がついたら、昔の仲間と全く違った地点にいた。いまとなっては彼の言っていることは、マネージメントだとはとても思えない。

忙しいということを言い訳に、本来的にやらなければいけないことから逃げている。
プレーヤーが体調を崩すほどの過酷な条件に対して闘おうともしていない。それに対するギャラの交渉もしていない。ただ仕事と金を逃がしてしまうことを恐れて、向上しようとしない。おなじところを忙しそうにぐるぐる回っている二十日ねずみだと思った。

その時、気がついた。私は大窓王から牙をもらった狼になっていたのだった。
それはプレーヤーを守るためにも必要な牙だった。

このメルマガの感想は掲示板「カキコカモーン」へ